前回大磯の高麗山から湘南平を３時間弱歩き、足腰が頼りない感じだったが、五か月のブランクの後に歩いたことで、少しは慣れたかと思い、標高差の少ない山道を４時間ぐらい歩こうかと、港南台駅から出発し瀬上市民の森から大丸山を経由して金沢自然公園へ抜ける道を行き、金沢自然公園の中を通ってバスに乗り金沢文庫に出るコースを歩くことにした。

　瀬上池からいっしんどう広場に出て案内図を見ると、円海山から大丸山を結ぶ稜線の東を通る道（通常のルートは西側）の途中にあるひょうたん池の近くから金沢自然公園に行く道があるのを見て、このルートが歩ければ時間が短縮できると思い、歩いたところ道路工事の都合で閉鎖されたらしく金沢自然公園に向かう道標は見つからなかった。このルートは階段、コンクリートの建造物、藤、ウワバミソウの群生地もあり、歩く人も少なく、西側に比べて変化のあるコースだった。

　金沢文庫から天園へ抜ける道は７０年前に歩いたことがあったが、環境が往時とは全く変わっていた。

　今回４時間３１分（うち山道は３時間弱）歩き、当日夜左足首と両足の脛の上部に千年灸をすえたため痙攣は抑えられたが、翌日は疲労が残った。

いっしんどう広場にあった案内図、右が北、右上に栄高校

参加者　１人（８９歳）

コースと時間
2025.05.01（木）　港南台―瀬上池―ひょうたん池―金沢自然公園―金沢文庫　天候　晴れ

港南台　４６Ｍ　６：４２―休憩、カッター脱ぐ（７：１０〜　７：１５）―瀬上池付近　９０Ｍ（７：５１〜　７：５６）
―いっしんどう広場　１４０Ｍ（８：２４〜　８：３２）―ひょうたん池方面分岐　９：０２―休憩（９：１１〜　９：１７）
―ひょうたん池　１１０Ｍ　９：３６―大丸山　１５６Ｍ（９：５４〜１０：００）―関谷展望台方面分岐　１０：１５
―展望台下の金沢自然公園分岐　１０：２０―ヨコヨコ高速道陸橋１００Ｍ　１０：４３―自然公園上部近く　９０Ｍ（１０：５８〜１１：０３）
―バス道路、ストックをしまう（１１：４３〜１１：４８）―夏山バス停（１１：５３〜１２：０２）
　　　　　　　行動Ｈ　５Ｈ１１　歩行４Ｈ３１　休憩４０

概況

　港南台駅に６：４２に着いて、南に向かいT字路を左に曲がって、横浜市民ふれあいの里の標識がある港南台５丁目の交差点を右に曲がると左に栄高校がある。高校に沿って左に歩き下の道に出た。分岐を右にとって少し歩いてすぐに誤りに気づき、分岐に戻って左に進み瀬上池に着いた。８時少し前だからハイカーの姿は見かけなかった。

　瀬上池から山道を登っていっしんどう広場に着くとマウンテンバイクで来た人が二人いた。瀬上市民の森の東側は氷取沢市民の森に続いており、そちらから来たらしかった。ここにあった案内図を見て、円海山から大丸山を結ぶ稜線の東を通る道の途中にあるひょうたん池の近くから金沢自然公園に行く道があるのを見て、時間短縮のため、天園の方に南下する道の途中の分岐からひょうたん池方面に向かった。

　分岐からひょうたん池までは２８分で着いたが、下りの階段が何か所も続く道であり、途中に金沢自然公園への分岐の道標はなかった。下りきるとコンクリートで固めた場所があり、道路を建設中と書いてあったから、金沢自然公園への道は道路工事のために閉鎖されたのだろうと思った。ひょうたん池の南にはウワバミソウの群落や藤がかたまって咲いてる場所があり、変化の多いコースだと思った。

　ひょうたん池までは４０Ｍぐらいは下ったと思ったのに、大丸山への登りは僅かだった。大丸山からの展望は霞んではっきりしない。大丸山を降りて円海山から天園への道に出て南に少し歩き、関谷展望台への道を採り、展望台から反対側に下り、天園と金沢自然公園を結ぶ道に出ると立派な道標が建っていた。

　関谷展望台の下からの道は、横浜横須賀高速道にかけられた陸橋まで下り道だった。１０時を過ぎて、登ってくる人の数は多かった。関谷展望台の下からヨコヨコ陸橋までと陸橋の先は同じくらいの時間で金沢自然公園の上部に着き、森の中の遊歩道を下って、ののはな館、動物園、管理事務所の前を通ってバス道路に下り、夏山バス停からバスに乗って金沢文庫に出た。

　今日見つけた野草は、ハルジョオン、ギシギシ、ナガミヒナゲシ、ハルノノゲシ、フジ、ミズキ、ムラサキカタバミ、キキョウソウ、キツネノボタン、シャガ、ミズタビラコ、ホウチャクソウ、オニタビラコ、コウゾリナ、ウワバミソウ、クサイチゴ、マルバウツギなど。麓と山中の区別があまりなかった。

　今日のコースの標高を地理院地図を参考に推定すると、出発点の港南台は４６Ｍ、瀬上池は９０Ｍ、円海山と大丸山は１５０Ｍぐらいだが、稜線は１４０Ｍ前後、ヨコヨコ陸橋は１００Ｍ、金沢自然公園は５０Ｍから８０Ｍぐらいの間に広がっているではないかと思う。

　当日は雲の多い晴れ日で、山中ではＴシャツとチョッキのスタイルで、汗ばむことなく快適に歩けたが、蚊が多く何か所も刺された。

ひょうたん池は金沢市民の森

イラクサ科ウワバミソウ

ひょうたん池近くにフジの多い場所