前回と同様、当初扇山を考えたが、２０日に降った雪の量が分からないので、能岳、八重山に変更した。中央線に乗って高尾から先に行き、雪はほとんど降らなかったことが分かり、少し残念な気もしたが、虎丸山と能岳に登り、八重山から下ってから上野原遊歩道を少し歩くと３時間半ぐらいのコースになることが分かった。

　当日は朝から水蒸気が多く山はくっきり見えなかったが、風が強く、晴れのち曇りの予報に反して終日快晴で富士山も良く見えた。この日出合った人は３０人ぐらい、八重山展望台からの眺めも良いから、人気があるようだ。

ネットに出ていた地理院地図の部分コピー

参加者　２人

コースと時間
2017.1.122（日）　上野原―新井―虎丸山―能岳―八重山展望台―上野原遊歩道―大ケヤキ―上野原　　快晴

上野原（９：０６〜９：２０）―新井２８０Ｍ９：３４―虎丸山　４６４Ｍ（１０：２０〜１０：３２）―分岐１０：４４―能岳　５４３Ｍ（１１：０９〜１１：１５）
―八重山　５３１Ｍ（１１：２９〜１１：５５）―展望台　４８０Ｍ（１２：１６〜１２：２５）―林道幅の道（１２：５１〜１２：５３）
―上野原中学前　３２０Ｍ（１３：０３〜１３：１３）―秋葉山　３９１Ｍ１３：３１―富士見ヶ池トンネル手前（１３：４９〜１３：５５）―上野原小学校１４：００
―本町一丁目　２８０Ｍ（１４：０６〜１４：２１）―上野原（１４：３０〜１４：３４）
　　　　　　　行動Ｈ　４Ｈ３２　歩行３Ｈ２１　休憩１Ｈ１１

概要
　２０日朝のＮＨＫニュースで、富士吉田に４５ＣＭの雪が降ったと報じているのを見て、大月あたりでも５〜７ＣＭの雪は降りそうだと思い、扇山を止めて能岳、八重山へ行くことにした。アイゼンを用意したが、当日高尾駅から先へ行くと山に雪が着いていないので、２０日朝のニュースは特別に積雪量が多かった地域についての報道だと分かった。

　上野原駅にはクラブツーリズムのリーダーが客を待っていた。駅集合で、能岳、八重山へ行くとのこと。簡単なハイキングコースでもツアーがあるのに驚いた。私が乗った９：２０のバスには登山者は少なかった。

　新井で下車し、カタクリ、イカリソウ、キンランが咲く道を通って能岳へ登るコースに入った。途中、分岐から虎丸山を往復した。虎丸山への登り道はかなりの急傾斜だった。頂上には虎丸神社があった。

　分岐に戻り、馬頭観音の前を通って稜線に上がり、能岳へ登りかけると、上からクラブツーリズムの一行が下ってきた。リーダー二人を入れて１７人、全部女性だった。おそらく９：３０集合で、９：３９のバスに乗り、新井から能岳へ登ったものと思われる。我々が虎丸山を往復している間に先に登っていたのだろう。能岳から木の枝越しに東を見ると境川の向こうに生藤山から南に下る尾根が見えており、すぐ東に見えているのは６７４Ｍのピークで、能岳５４３Ｍよりも高いから陣馬山は見えないことが分かった。

　能岳よりも八重山の方が、木の枝越しではあるが西から南の展望が開けているので、八重山へ行き昼食にした。クラブツーリズムの一行も昼食を撮っていた。西から吹く風が強く、上に一枚着て風に背中を向け昼食を撮ったが、風が冷たかったので、早々に展望台へ向かった。

　八重山展望台に着いたのは１２：１６だったから、少しぼけてはいたが、富士に少し雲がついているだけで、他には雲はなく東西南北の山が良く見えた。南から南西、西にかけての丹沢、道志、富士山、前道志、三ツ峠、黒岳、本社ヶ丸、扇山、雨降山などは目を惹くので、名前は分かっているが、東から南東の山は今まで注意して見ていなかった。東に生藤山からの尾根上の山、その右に鷹取山、その右にこんもりした丘のように見えるのは金剛山から日連山あたりがかたまって見えているようである。

　展望台から上野原中学校方面に向かい、トイレの前で休憩してから、上野原遊歩道を歩くことにした。墓の中を通って秋葉山の東屋へ行き、尾根上の道を進んだが、途中で道を間違えた。左に行くところを右に行く稜線を採ったため富士見ヶ池トンネルの手前に下りてしまった。トンネルを左に見送って右に入る道を行くと月見ヶ池に出た。池の傍に上野原小学校があり、前庭に上野原の大ケヤキがあった。説明板に国指定の天然記念物で、樹齢推定８００年以上だと書いてあった。この大ケヤキも一度見たいと思っていたので、道を間違えて、かえって好都合だったが、葉がついていたら見栄えが良いだろうと思った。

　本町一丁目からバスに乗り、上野原から乗った電車は、前回１３日の石老山の帰りに乗ったものと同じ時刻だった。